カンティ・サクレ

Eighth Concert

~ピアニスト・松本望さんと共に~

 

2018年 7月22日(日)

開演 14:00

高槻現代劇場 中ホール

 

 

 

カンティ・サクレは、2012年に私が音楽監督をお引き受けしてからは、演奏会を毎年開催することを活動の柱として参りました。(それまでは、演奏会は数年に1度のペースで開催してこられました)

また演奏会の内容こそが、合唱団の主張であり個性であると考え、その思いを歌い手の皆さんと共有して参りました。

そうした中で、信長貴富先生の「麦」の初演、平田あゆみ先生の女声版小品集の初演などは、同時代に生きる者の特権として、作曲家のご協力を得ながら、なかなか味わうことが出来ない貴重な体験(作曲家の思いに触れながら音楽に向き合う)も重ねて参りました。

そして、今年は作曲家松本望先生との共演です。

松本先生は、作曲のみならずピアニストとしても素晴らしいご活躍をなさっておられます。

それで今回はピアニストとしてサクレの演奏会で共演いただくことをお願いいたしました。

自作をお弾きいただくのはもちろんのこと、松本先生が崇敬しておられる三善晃先生の作品も弾いていただきます。

また、サクレの例年の演奏会での1番の特徴である平林知子先生の弾き振りの代わりに、今回は平林先生には、松本先生のピアノで指揮者としてご登場いただきます。

そして最後は両先生による2台ピアノの共演です。

きっと、今までのサクレの演奏会には無かった色合いを感じていただけると思います。

 

音楽監督・常任指揮者 雨森 文也 

 

 

作曲家・ピアニスト 松本 望 NOZOMI MATSUMOTO

 

北海道出身。東京藝術大学作曲科卒業、同大学院修士課程作曲専攻修了。パリ国立高等音楽院ピアノ伴奏科首席卒業。これまでに作曲を土田英介、尾高惇忠の各氏に、ピアノを三角祥子、北島公彦、浜口奈々、E.Berchotの各氏に、伴奏法をJ.Koerner氏に師事。

2003年東京文化会館主催合唱作品作曲コンクール最優秀賞、受賞作をはじめ自作曲集、編曲集等の出版多数。2007年第4回リヨン国際室内楽コンクール(フランス)第1位及び特別賞(ヴァイオリンとピアノのデュオ)。2008年度文化庁新進芸術家海外留学制度派遣研修員。2009年第55回マリア・カナルス国際音楽コンクール(スペイン)ピアノトリオ部門第1位。

在学中より作曲と演奏の両分野で活動を展開し、作曲では近年、全日本合唱コンクールやNHK全国学校音楽コンクールの課題曲の作曲者となり注目を集める(自作曲のうち1曲は今年度の全日本合唱コンクール課題曲)。演奏ではアンサンブルを中心に活動、国内外のアーティストと共演を重ねている。2017年に初の単著となる「合唱エクササイズ・ピアニスト編 1(カワイ出版)」を上梓。2018年4月に続編刊行。

現在、国立音楽大学ピアノ科、洗足学園音楽大学作曲科、各非常勤講師。

 

 

作曲家・ピアニスト/松本望

音楽監督・常任指揮者/雨森文也

専任指揮者・ピアニスト/平林知子